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2009年11月10日 (火)

F1 ロータスの残り1つのシートを狙う6人とは?

ロータス F1 チームは、11月末までに2010年のドライバー・ラインアップを発表する予定だが、ファーストドライバーとしてヤルノ・トゥルーリと契約間近と見られている。

残り1つのシートをめぐり、現在ロータスと交渉中であると報じられている小林可夢偉、中嶋一貴、佐藤琢磨といった日本人ドライバーをはじめ6人のドライバーについて、まとめてみた。

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■ファイルーズ・ファウジー(27歳のマレーシア人)

現状:

マイク・ガスコインは、ファイルーズ・ファウジーが2010年にロータスのリザーブドライバーになる可能性が高いことを認めた。

マイク・ガスコイン(チーフテクニカルオフィサー)のコメント:「ファイルーズは、おそらくリザーブドライバーかテストドライバーとしてチームにいるだろう。彼には才能があるが、経験不足にとってレースで駄目になって欲しくはない。(フェルナンド)アロンソに例えてみよう。彼はテストドライバーとしてサインしたが、3年後までルノーのレースシートを与えられなかった。そして彼はトロフィーを獲得し続けた。まさにそれがファイルーズに期待していることだ。F1でのレースは、彼がしてきたものよりもずっと高いレベルにあるので、十分に経験を積まなければならない

F1戦歴:

以前スパイカーのリザーブドライバーを務めた経験があるが、本戦出走はない。

F1以外の
最近の戦績:

2009年ワールド・シリーズbyルノーでシリーズ2位

評価:

チームオーナーとマレーシア政府との深い関係から、国を挙げてマレーシア人F1ドライバー輩出を目指しているだけに2年後の正ドライバー候補だが、F1経験不足から来季はリザーブドライバーと見られている。

■ジャック・ヴィルヌーヴ(38歳)

現状:

11月上旬アブダビでロータスのマイク・ガスコインと面談したことについて、「僕たちが交渉したということを彼が公表したなんて嬉しいね。交渉はまだ予備的なもので、契約の詳細について話し合うような段階ではない

F1戦歴:

1996~2006年(ウィリアムズ、BAR、ルノー、ザウバー)、出走回数164回、通算獲得ポイント235、1997年にF1ワールドチャンピオンに輝いたものの、1998年から2006年F1引退まで3位が4回のみで年間ランキングも下位に低迷。

F1以外の
最近の戦績:

2007年以降はル・マン24時間レースやNASCARに参戦するも、結果を残せず、2008年にル・マンシリーズ第3戦(スパ・フランコルシャン)で、11年ぶりの優勝を果たした。

評価:

F1でのピークは1996~1997年で、経験は豊富だが、現時点での速さは無いと思われる。

■クリスチャン・クリエン(26歳)

現状:

現BMWザウバーのテスト&リザーブドライバー
ヴィルヌーヴと同様にマイク・ガスコインと面談したと言われている。

F1戦歴:

2004~2009年(ジャガー、レッドブル、ホンダのリザーブ、BMWのリザーブ)、出走回数48回、通算獲得ポイント14、年間ランキング2004年16位(3)、2005年15位(9)、2006年18位(2)

F1以外の
最近の戦績:

ユーロF3 2003年シリーズ2位、ル・マン24時間レース(Peugeot 908)で2008年3位、2009年6位

評価:

F1キャリアの点では特出すべきものは無く、一発の速さも無いと思われる。

■小林可夢偉(23歳)

現状:

トヨタの2010年F1撤退発表後、トヨタがF1シート確保に向け人的サポートを行っており、その去就については業界での注目度も高い。

ロータスは、小林可夢偉がロータスに乗りたいとの報道を“光栄”だと語るが、実際に2010年のシートを獲得できるかについては言及していない。
リアド・アスマット(CEO)のコメント:「小林可夢偉のようなドライバーがチームの一員になることを望んでくれることは、我々にはとても光栄なこと。我々は新しいチームだが、彼らは我々を重要なチームとして見みてくれているということだからね」

F1戦歴:

2008年トヨタのテスト&リザーブドライバー、出走回数2回、通算獲得ポイント32009年ブラジルGP9位、アブダビGP6位獲得、年間ランキング2009年18位(3ポイント)

F1以外の
最近の戦績:

2008年GP2アジアシリーズのマレーシアGPにて日本人初優勝。GP2本戦の第1戦スペイン・レース2でも日本人初優勝。GP2アジアシリーズ2008年~2009年ドバイGP優勝、バーレーンGPのレース1優勝により、GP2アジアシリーズチャンピオン獲得(日本人初)

評価:

今年ラスト2戦のアグレッシブな走りは高い評価を受け、F1レース経験は少ないが6人中最も旬で速いドライバーと思われるトヨタの影響力がどこまでのものかも興味深い。

■中嶋一貴(24歳)

現状:

ウィリアムズとは2009年末で契約が切れ、現在ロータス及びマノーと交渉中

F1戦歴:

2007~2009年ウィリアムズ所属、出走回数36回、通算獲得ポイント9、年間ランキング2007年22位(0ポイント)、2008年15位(9ポイント)、2009年20位(0ポイント

F1以外の
最近の戦績:

GP2シリーズ2007年5位

評価:

2008年は9ポイント獲得と確実なドライブが評価されたが、2009年はフリー走行で速さを見せるが、予選では結果が出せず、決勝ではドライブミスや不運が続き、ノーポイントに終わる。残念ながら一発の速さには欠ける

■佐藤琢磨(32歳)

現状:

既存チームと新チームの両方と連絡をとっています。でも何も決まっていませんし、F1ではこれまでのように何があるかわかりません。でもあらゆるチャンスを利用して実現したいですね。来年レーシングできることを願っています。」
「僕も現時点では多額の支援はありませんが、スピード、経験、モチベーションの面でチームに大きな価値を持ち込むことができると思います。日本の状況が改善して、また支援を受けられるよう期待しています。」
「新チームに対しては、スーパーアグリで経験した問題を克服してきたので、僕の経験からいくつか明確な答えを提供できると思います。」
マノーへもアプローチしていると見られている。

F1戦歴:

2002~2008年(ジョーダン、BAR、スパーアグリ)、出走回数91回、通算獲得ポイント44、年間ランキング2002年15位(2ポイント)、2003年18位スポット参戦(3ポイント)、2004年8位(34ポイント)、2005年23位(1ポイント)、2006年23位(0ポイント)、2007年15位(4ポイント)、2008年4戦で撤退(0ポイント)

F1以外の
最近の戦績:

2001年日本人初のイギリスF3チャンピオン獲得、国際F3レース(マールボロマスターズ、マカオGP)も制し、2シーズンでイギリスF3+国際F3+スポット参戦フランスF3の通算19勝を挙げて、F3史上最も成功したドライバーとして評価された

評価:

2008年無念のスーパーアグリ撤退後、トロロッソのテストでは速さを見せるも選ばれず、2009年はF1浪人となりレースに出走していない点が気がかり。 来季はF1以外にインディカー参戦も視野に入れている。

客観的には、ロータスが期待しているマシン開発能力を備えた経験と速さの両面で、トゥルーリの相棒として最も適しているのは、佐藤琢磨かと思われるが、あまり強いコネクションは無いと思われる。
新規参入チームとして表彰台とマスコミの注目を狙うには旬の小林可夢偉に賭けてみる方が良い選択だろう。F1を撤退したトヨタの力が表向きの経済援助抜きでどこまで及ぶのか楽しみに見守りたい。

上記6人以外の候補として、ヘイキ・コバライネンやヴィタリー・ペトロフ(今年のGP2で2位) の名前も噂されている。

新規参入チームのドライバー予想(11/7時点)

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