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2009年6月19日 (金)

SuperGT 第4戦 セパン 優勝の行方を占う

SUPER GT第4戦が6月20日~21日マレーシア、セパン・サーキットで開催される。 そこで500クラスのセパンの過去のデータ及び今年の第3戦までのデータを総合的に検討し、第4戦 セパンの優勝の行方をずばり占って見た。

■サーキット特性
セパン・サーキットはコース幅が広いのでパッシング・ポイントは多く、
熱帯独特の暑さ故に気温は約35℃、路面温度約50℃と、タイヤとドライバーの両方に厳しいため、ポール・トゥ・ウィンは少なく、サバイバル・レースとなる。

●マシン特性とコースの相性から見ると
今季苦戦ながらも、NSX勢の中で No.8 ARTA NSX(ラルフ・ファーマン/伊沢拓也)はセパン過去データから見て、セパンを得意としており要注意。 但し伊沢の速さと荒さは紙一重だが、新しく投入される空力パッケージにも期待。

●暑さ対策から見ると
ニスモは新開発のエアコンを投入。 ドライビングシートの座面・背面から出る冷気でドライバーの身体を、ヘルメット内に冷気を導き頭部を冷却するシステム。 さらに顔にも冷気を当てることで熱中症を防ぐ。 このシステムは、ドライバー交代時のホースのねじれもなく、またクーラーボックス内の氷が溶けてしまいレース後半にクールスーツが効かなくなるというトラブルも起きない。
GT-R勢本命はNo.1 MOTUL AUTECH GT-R(本山 哲/ブノワ・トレルイエ)だが、先週末のル・マンでのトレルイエのクラッシュの影響が全く無いのか少々心配。

●タイヤの相性から見ると
BSより、ヨコハマの方が良いようだが、過去セパン2連勝のNo.24 HIS ADVAN KONDO GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治)は今年は開幕戦優勝、第3戦富士4位と好調だが、62kgのウエイト・ハンデでは優勝はきついかも。
今年の1月にGT-R勢が行ったセパンでのテストでは、ミシュランユーザーのNo.3 HASEMI TOMICA EBBRO GT-R(ロニー・クインタレッリ/安田 裕信)も好タイムをマークしており、穴場的存在か。

●ウェイト・ハンディから見ると
第3戦を終えて、ランキング上位の主要車両はおおよそ40kg以上のウェイトを搭載しており、No.24 HIS ADVAN KONDO GT-Rが62kg、No.36 PETRONAS TOM'S SC430(脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー)が60kg、No.38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路/リチャード・ライアン)が54kgとウエイト・ハンデ大きく、これら3チームは3位入賞はあっても優勝はきついかも。

●総合的に見ると
優勝候補1番手は
No.1 NISMO MOTULE GT-R(本山 哲/ブノワ・トレルイエ)、2番手は
No.8 ARTA NSX(ラルフ・ファーマン/伊沢拓也)のあたりが堅いが、それ以外が入る場合はクラッシュやリタイヤ多発の大荒れのレースになるだろう。
個人的には62kgのウエイト・ハンデを諸共せず、優勝し涙する近藤監督の顔も見たい気もするが、それほど甘くないだろう。

【SuperGT 500クラス セパン過去データ】

開催年ポールポジションベストタイム決勝優勝2位3位
2008 Rd.4 1'55.155(#22 GT-R) 1'55.155(#22 GT-R) #24 GT-R #22 GT-R #18 NSX
2007 Rd.4 1'54.306 (#18 NSX) 1.54'851 (#12 Z) #24 Z #100 NSX #12 Z
2006 Rd.4 1.57'866 (#8 NSX) 1.58'794 (#22 Z) #8 NSX #22 Z #12 Z
2005 Rd.3 1.57'824 (#8 NSX) 1.58'976 (#1 Z) #1 Z #8 NSX #36 SUPRA
2004 Rd.3 2.00'166 (#12 Z) 2.00'166 (#12 Z) #39 SUPRA #35 SUPRA #1 Z
2003 SARSによる影響のため開催されず
2002 Rd.4 1.59'291 (#64 NSX) 2.00'254 (#23 GT-R) #64 NSX #36 SUPRA #37 SUPRA
2001 Special 1.59'184 (#38 SUPRA) 1.59'574 (#22 GT-R) #6 SUPRA #18 NSX #22 GT-R
2000 Special 2.00'426 (#18 NSX) 2.02'285 (#3 GT-R) #2 GT-R #18 NSX #64 NSX

【SuperGT 500クラス 2009年ポイント・ランキング及びウェイト・ハンディ Best10】

Pos.NoDriverRd.1Rd.2Rd.3TotalWeight
1 24 ジョアオ・パオロ・デ・ オリベイラ / 荒 聖治 20 3 8 31 62
2 36 脇阪 寿一 / アンドレ・ロッテラー - 15 15 30 60
3 38 立川 祐路 / リチャード・ライアン 5 20 2 27 54
4 8 ラルフ・ファーマン / 伊沢 拓也 11 - 11 22 44
5 18 道上 龍 / 小暮 卓史 15 6 - 21 42
6 1 本山 哲 / ブノワ・トレルイエ - - 20 20 40
7 12 松田 次生 / セバスチャン・フィリップ 8 11 - 19 38
8 6 伊藤 大輔 / ビヨン・ビルドハイム 1 8 5 14 28
9 35 石浦 宏明 / 大嶋 和也 2 4 6 12 24
10 17 金石 年弘 / 塚越 広大 6 5 - 11 22

■タイムスケジュール(日本時間、時差−1時間)
6月20日(土)予選日
11:00 〜 12:30 スーパーGT 公式練習
17:20 〜     スーパーGT予選スーパーラップ

6月21日(日)決勝日
11:45 〜 12:15 スーパーGT フリー走行
17:00 〜     スーパーGT 決勝 (54周)

300クラスについてはランク上位のNo.7 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7(谷口信輝/折目遼)が74kgとNo.43 ARTA Garaiya(新田守男/高木真一)が82kgとウエイト・ハンディが大き過ぎて優勝は狙えそうにない。 このあたりで、No.2 I.M JIHAN CO.LTD APPLE Shiden (加藤 寛規/吉本 大樹)22kgが来ても不思議ではない。 但し、トラブルが無ければNo.11 JIMGAINER ADVAN F430(田中哲也/平中克幸)かNo.81 ダイシンアドバンFerrari(青木孝行/藤井誠暢)のフェラーリ勢が来る可能性もある。

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